正式には「枠組壁工法」と呼ばれる建築工法「ツーバイフォー」。 ビッグハウスでは、建設効率が良く、住宅としてのメリットも多いこのツーバイフォーの展開に力を入れています。
壁全体が柱の役割を果たしています。 在来工法が「柱で支えている=線で支えている」とするなら、ツーバイフォーは「壁で支えている=面で支えている」とイメージするとわかりやすいかと思います。 線で支えるよりも面で支えたほうが、当然強度は高くなり、耐震性にも優れています。
在来工法は骨組みが柱や梁など「線」で構成されているため、通気性が良い反面、密封性は低いため、暖房の熱が外へ逃げやすく、冷房を入れても外の熱が室内に入りやすい特徴があります。 一方、ツーバイフォーは密封性が高いため、外気の影響を受けにくく、室内の冷暖房効果が高いという特徴があります。
ツーバイフォーの建築物は、各階ごとに床と天井が仕切られた構造になっているため、出火した火が他の階に燃え移りにくいつくりになっています。 また、密封性が高いため、出火した部屋に酸素供給がされず、火が燃え広がる前に無酸素消火されやすい特徴があります。
建設効率が高いため、在来工法よりも短い工期での建築が可能です。 工期が短ければ、その分コストを抑えることができます。 また、規格が統一されていますので、建築に必要な材料も大量生産・低コスト化が可能です。
現在国内では、在来工法による建設がおよそ80%、ツーバイフォーによる建設がおよそ20%の比率ですが、 欧米ではツーバイフォーの住宅がほとんどで、強度を高めるために、一部、鉄骨やコンクリートを入れる場合が主流です。
ツーバイフォーで18階建ての建築事例も http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/093000936/
湿度の高い日本では、通気性が高い在来工法が好まれるという気候条件がありますが、ビッグハウスでは、日本でも従来型50%:ツーバイフォー50%程度とすることで、建設効率が向上し、生産性の向上、供給力の向上で、建設業界の人手不足解消につながると考えています。